だらけ日記過去ログ:2003年5月19日(月)「テキスト系とキャプ系を分けるわけ」
ワダツミさんのとこからリンクされて、また津波が押し寄せてますが…。まぁマイペースで。 自分の感覚だと、結構 キャプ系=大手 というイメージがあったりします。というのも、自分がキャプ系に出会ったときは、じぶんとこが1日100前後ペースで、テキスト系最大手のりなもさんとこで1日800前後ペースだった頃で、「アニメ感想系の需要の上限は1000ぐらいなのかなぁ」とか漠然と思っていたんです。そしたら、キャプ系の皆様は1日千とか万とか回ってらっしゃるんで、「あ、世界が違う…」とか感じたところで、テキスト系とキャプ系を違ったものと捕らえる気分が生まれたわけでして。 実際、キャプ系とテキスト系を比較すると、キャプ系にはそれなりに特徴があったりします。1.作画への固執度が高い。2.取り扱い作品数がさほど多くない。3.パソコン技術が高い。4.(オタク的)メジャー作品が多い。5.よく萌える。 などなど。他に、「キャプ系である」ということに対し、6.著作権的にグレーゾーンである。7.画像に対し的確なツッコミが入れられる。8.職場で見ると恥ずかしい。 という性質が付加されます。1:キャプ系、つまりキャプチャした画像を掲載するということは、多かれ少なかれ、「絵へのこだわり」があるということだと思います。テキスト系に比べ、作画が悪いときの評価の下がり具合は激しい傾向にあると思います。2:これは作業量的問題も絡んでいるかと。テキスト系にまれに見られる、週40や50を越す多量な取り扱い番組はキャプ系では見ることが出来ません。3:最近はこの傾向も薄れつつありますが、TV放送をパソコンに取り込むなんて作業は普通の人はあまりやらないもので、そこに画質へのこだわりや何かがあった際には、それなりのパソコン技術が必要になってきたりします。パソコンの機材についてたまに書かれていたりすることが多いのもキャプ系の特徴ですね。4:ちょっと2と被りますが、感想率調査結果を見るに、キャプ系のサイト様は、メジャー作品をよく捕らえる傾向にあります。そういった作品は作画的に注目できる部分が多いとも言えますが。5:で、現行、アニメ界を引っ張っているのは「萌えアニメ」なわけで、萌えアニメを萌えずに見る人は滅多にいないわけで、オタ系に限らず何でも見たり、いたって冷静に評論じみたことを書いたりしているサイトも多いテキスト系と比べ、「萌え」やすい体質にあると感じます。6:人によっては、こういう違法じみたことを毛嫌いする場合もあるわけで、そういう人が「うっかりキャプ系を見」てしまわないように、他と分けているという面もあります。「自分は引用として使っている」という明確な意志と、「そんなお堅い電波な輩との論戦も覚悟の上」に見えたりする場合は、別に「キャプ系」のジャンル分けにこだわることはないと思いますが。「わかってる人だけ来てください」なサイト様には「わかってる人だけ行けるような」仕掛けにしておく方がいいのではないかと。7:テキスト系だと、なかなか「ここの色塗り間違えてる」とか「右手と左手が逆」とか、「このシーンでパンチラがあった」とかの表現は難しいわけですが、こういったところが的確に伝えられるのがキャプ系の強みでもあります。8:テキスト系は遠目から見られたぐらいなら、別に何を読んでいるのかわからないんで、あんまり問題なくこっそり見られるわけですが、イラスト系、キャプ系は結構な遠目からでも何を見ているのか見えてしまうんで、見る際には注意が必要です。リンク先に飛ぶ前に「このサイトはキャプ系」と知らせておく必要を感じます。 そんな感じで、「キャプ系にはキャプ系たる感想の傾向がある」「キャプ系には『キャプチャ画像がある』という明確な特徴がある」、という意味を込めて「キャプ系」という分類をしている次第であります。別に「画像に頼ってて感想がショボイ」とか思っているワケではないので。 「何で画像つけてるの?」みたいなキャプをするサイト様は別にキャプ系に分類してなかったりしますし。たまにキャプする仮装録さんとか、アニメたれ感日記さんとか。 ま、そなとこ。