「"趣味はExcel"」でググったら、完全一致が0だった。Excelサイトを作りたくなった。
でもExcel使いとしては激しく未熟な自覚はあるので、それほど本気ではない。VBA恐怖症だし、グラフ類にはてんで疎いし、基本的に文字列操作しかしないし。
自分にとって、Excelは表計算ソフトというより、ちょっと便利なテキストツールぐらいの扱いなのよね。最終的なテキストデータに持っていくまでに、データをメモ帳と行き来させたりするし(メモ帳の置換の方が便利だったりするとき)。文字列操作ではない数式を書く場合も、文字を効率よく動かすために数値を使っているだけだし。
そして、こういう使い方をする話を、あまり他所で見たことがない。
本屋に行ったとき、Excel本のコーナーにもよく立ち寄るのですが、おおまかに分けると、統計の本、VBAの本、データベースの本、関数の本、基本操作の本…ぐらいしかなくて、文字列操作テクがたくさん載ってるような本は特に見当たらないし。一番近いのはデータベースの本だとは思うけど、DataBase関数には未だに慣れない…。つか別にデータベース作りたいわけじゃないし。
文字の抽出、並べ替え、表記の統一、HTMLタグ化、複数文字列置換…etc. Excelで計算式をこねこねしていると、文字列に対していろんなことができるんだけど、残念なことにそういう需要は見込まれていないようで。
Excelっていろんなところにハードルがあって、 - そもそも起動したことがない
- テキスト入力ぐらいはしたことがある
- セルを成形したことがある
- =+-/*ぐらいは使ったことがある
- Σボタンを押したことがある
- SUM、AVERAGE、COUNTぐらいの関数は使ったことがある
- fxボタンを押して、関数入力したことがある
- 関数を組み合わせたことがある
- IF関数が使える
- その他関数がおおむねヘルプを見ずに使える
- ユーザー定義関数を増やしたことがある
- ユーザー定義関数を作ったことがある
- VBAが使える
(おおむね「関数」のコースですが)これらのそれぞれにとても高いハードルがあると思う。グラフや見栄えのコースだとまた違ったハードルがあるんでしょう。あ、データベース関数とかピボットテーブルとかのハードルもあるかな。
で、「文字列操作をこねくりまわす」なんてのは、JとKの間あたりの話になるんですな。「んなとこころで詰まってないで、とっととVBAゾーンに入っていけ」という場所だから、やってる人も少ないし、需要もない感じに。頑張って標準関数で組んだところで、VBAした方が早いし速いし軽いという。
でもKのハードルを越えなくても、やろうと思えばできるっていうのもそれなりに重要で、Jの段階で、Kまで行かないとできないとされていることができるって話でもある。「Jの段階でここまでできる」ってのはKをとても遠く感じているIまでの人に対してそれなりに有用な情報なんじゃないかと。
自分としてはこの、かゆいところに手が届かない、Excel標準関数の制限が意外と心地よく、だからこそ「趣味」と言えるのだなぁ。
あったら飛びつく本。 - Excelで極める文字列操作
- 組み合わせ関数で作る、Excel文字列操作テクニック
- Excel関数・Excel操作の演算速度事典
- 7入れ子制限にハマらない、関数効率化テク
まぁ、なさそうな。演算速度なんかは雑誌の付録とかにありそうな気もするけど。コミケにExcelの同人誌とかあるんだろうか。プログラミング本はそれなりにあるっぽいけどなぁ。
あと他所で見たことなくて、光希桃的にはよくやることと言えば、HTMLで印刷用の文書を作ることかなぁ。Wordでやるより思った通りに作れるんだが…。印刷用と割り切ればコード汚くていいし、CSSで書式は一括変換できるし、メモ帳で書けるし。まぁ、画像を使わず地図を書けと言われるとだいぶ厳しいですが。
時間が許せば情報発信したいことがいっぱいあるんだが、そういうことが何もないという人はどういう人生なんだろうか。オンリーが何もないのか、全部仕事関係(かってに情報開示できない)なのか…。
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