だらけ日記過去ログ:2004年8月26日(木)「録画代行業」
何ヶ月か前に思いついたネタ。…にオチがついたので書いてみる。 ネットなどをうろうろしていて、結構よく見かけるのが、「こっちの地方じゃ放送がなくて見られない」という話題。「放映エリア以外で極めて特殊な方法でPCモニタ上などでご覧の皆さん」などと言われてしまうファイル共有ツールを利用した違法性の強い手段は簡単に思いつくものの、そんな危険な橋を渡らずに住んでいるところで放送していないものも見たいものですね。 そこで考えたのが「録画代行業」。「あなたの見たいもの、代わりに録ります!!」というキャッチフレーズでもつけてみようか。 文面をそのままとってしまうと、「個人で録画したものをダビングして配ってしまう」ように見えてしまいますが、それだと思いっきり違法なので、そうならない手段にしなければなりません。そのために、●録画する機材はあくまで、それを見る人の所有物である。というポイントを守る必要があります。言い換えるとつまり、●「関東圏にあなたの録画機器を置きませんか?」というお誘いになるわけです。イメージとしては「関東圏に録画機器のみが入る部屋を借りる」というような感じかと思われます。自分の部屋に、自分の録画機。何の文句がありますか。 そして、この録画機マンションの管理人は、家賃や管理費を頂きつつ、住人の代わりに予約設定をするという仕組みになるわけです。録画機はもちろんレンタル形式でも可。 自分の考えとしては、「録ったテープ類は郵送…面倒やなぁ」、「そもそも代わりに録画機の予約設定なんて面倒極まりないじゃないか…」、「管理費高すぎてかなりの酔狂な人物でないとやらないって」、「現行だと違法じゃないだろうけど、軽い法改正で瞬殺されそう」とか思って、そこで終わっていたわけです。 ところが先日、そういった事業を既にはじめているところがあると知りまして。(このタイミングだとどこ経由で見たかバレバレだ…) ある筋ではもはや有名くさいですが、“録画ネット”というところ。話はさらに大きく、テレビパソコンを利用して、海外からでも日本のテレビ番組をリアルタイムに視聴できるのがウリになっています。予約設定も自分のパソコンから出来るし、いろいろ考えられてるなぁ、と感心しつつ。「はぁ、なるほど。これでもセーフか…」 と思いましたが…、もう訴えられてるヨ! まぁでも、自分としてはこの裁判は負けないような気がしますけども。テレビ局的にはおもしろくないのはわかりますけどね。送信=放送にはならないし、録画ファイルを共有していたとしても、サービスが悪いのではなく、共有したPC所有者が悪いわけだし。 そんなことを思いつつ、こういうものを違法にするには、どういう法律やルールが必要なのかがちょっと気になった。たとえば、●PCの設置、メールやインターネットの設定は必ず所有者・契約者本人が立ち会うこと●インターネットの契約者以外の者がその契約者の回線を使用しないこと●同様に電気ものようにすれば、それなりに減らすことはできそうな。まぁまだまだ抜け道たっぷりですが。 裁判に勝っちゃうと、古本屋やマンガ喫茶のように止められないものになってしまうジャンルなのかねぇ。 …結局オチてない……○| ̄|_