のんびりしていると最終回を迎えてしまうので一応書いておく。
誰も言わない(言及しているのを見たことない)のが不思議だったんですが、「デ・ジ・キャラットにょ」と「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ」って画面の解像度低いですよね?
いや、放送開始当初から気になってはいたんですが…。うちの29インチのTVで見ているだけでも、輪郭線のエッジにドットが見えます。
一応元画像はもっと大きいものだったらしく、東映アニメーションのアニメのような、ドット線が見えるようなものではなく、アンチエイリアスはかかった状態にはなっていますが、
言ってみればこんな感じです。ガタガタですね。ちょっと大げさですけど。 「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」オープニングより
| 「デ・ジ・キャラットにょ」オープニングより
| 「TV ANIMATION ONE PIECE」オープニングより
| 「金色のガッシュベル!!」オープニングより
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つことでキャプ。ちょっとゴーストが目立ち気味ですが、上の4枚の取り込み画像は、東芝HDD+DVDレコーダー RD-X2にて8.6Mbps録画したものを、CyberLink PowerDVD XPで再生、適当な場所をオリジナルサイズ(DVDの持ってるソース画像サイズ)720x480pixcelで取り込み、それを解像度の変更なしに、ある部分を120x120pixcelで切り出したものです(実際TV画面で見るものから比べると横長になります)。
パソコンのディスプレイだとさほど違いが分かりませんが、上の2枚と下の2枚を比べると、上の2枚の方が黒の実線がボケているのが見て取れると思います。 「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」2003/9/20放送分「月光の少年」より
幸いなことにぴちぴちピッチは左上に時計表示がある時間帯なので、その時計部分の解像度と比べてみると、本編の映像の解像度の低さがよく分かるかも。
時計と比べてボケボケなのがわかりますか?
わかった人はわかったと思われるので、わかったことにして次へ進む。
つまるところ、腐っても萌えアニメの体裁を取っておいて、その低解像度は何なのかと。キャラの顔がはっきり見えないのは嫌がらせかと。DVDになったら解像度上がっているのかと。問いたいわけですヨ。
デジタルアニメが主流になって、アニメの放送局への納品の仕方がどう変わったのかは知りませんけど、デジタルになって、低解像度を使うメリットはいくつか素人でも考えられる部分はある。例えば、低解像度にすることによってエンコード(セル、音声、字幕などをまとめてひとつの作品に仕上げる)処理が軽くなり、多少の低スペックパソコンでも動画を作ることが出来るとか、容量も軽くなるので、データ転送なども簡単になる、とか。
しかしこの映像がマスターだとすると、このボケボケの画質では、線を引いた人にも失礼だと思うし、視聴者側としてももっとまともな画質で見たいと思う。受信能力とかで画質が下がっているならまだ仕方ないにしても、マスターからしてこれでは何だかバカにされてる気分です。
DVDなどにパッケージ化された際に、この低解像度がきちんと高解像度にマスタリングし直されるというなら、このTV放送は言ってみれば「体験版」の意味になるので、まぁそういう利用の仕方まで否定することはできませんけど(アニメも所詮商売ですから)、あまり気持ちのいいものではないとだけ言っておきたいなぁ。
とか、放送が始まったあたりで誰かが書くと思ってたんですが、誰も気にしてなさそうな罠。みんな気になってないのかな。
気になると言えば、「ソニックX」の色数の少ない背景画も気になりますね。この作品の画風といえば画風ですけど、グラデーション部分のみにくさはちょっといただけない気がずっとしていたり。段々になるグラデーション部分もそうですけど、明らかに減色による色化け部分があったりと、「何でそういうことするかなぁ」みたいな気がいつも。 「ソニックX」2003/9/21放送分「最後のカオスエメラルド」より
まぁそういうところを含めてアメリカンな大味アニメと言えなくもないけど。
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