だらけ日記過去ログ:2002年4月13日(土)「キーオブザマジック」
先日買った「キーオブザマジック」、とりあえず1時間半ほどやってみました。一応クリアしました。 評価できるのは0.001秒単位の評価表示だけって感じかなー。あとは基本的にダメダメ風情。 一番問題なのはユーザビリティでしょ、プレイする人のことを考えた設計とは思いがたいですよコレ。まずマウスが必須なのが問題ですね、タイピングゲームはキーボードゲームです、手は当然キーボードの上ですから、マウスに触れているわけもなく、マウスまで手を行ったり来たりする必要があって、非常にプレイしにくいです。慣れない内はマウス操作も必要かと思いますが、マウスでないと操作できないのは困りものですね。 で、このゲーム、ちゃんとクリアしないと次のステージが出ないタイプなんですけど、このステージクリアが面倒きわまりないです。だいたい条件は初期ステージで「レベル5以上、ノーミス」という設定になっているんですが、どんなに早く、正確に打っても最初のプレイでは「レベル2」以上行かない設定になっているようなんです。で、プレイするたびに、ちゃんとできていればレベルが1つずつ上がっていくと。つまり、「レベル5以上でクリア」するためには最低4回のプレイが必要になります。その度、ゲーム前の解説が入るのでうざったいったらありゃしません。 んで、このゲーム、クリアデータは自動保存ではなく、自分でデータ保存しないといけないんです。しかも画面処理があるので、即行でできないといういやらしさ。 さらにEscは押した途端ゲーム終了です。上記の通り自動保存ではないので、保存してないデータは消し飛びます。ゲーム途中のやり直しキーはありません。ノーミスに失敗してもゲームを続けないといけないのです。 ついでにこのソフト、文字認識方法が何か変です。正確に入れたのに正解にしてくれないことや、ミスってもミスにならないこととかがあります。どうやら次に打ち込む文字の最長ローマ字数を取って、その中で判別するという感じで動いている印象がありました。例えば「あ」なら[A]のみで入力フィールドは1マス、「し」なら最長は[SHI]なので入力フィールドは3マスになります。そして、その3マスフィールドの頭から取って正解になっていたらそれで打ったことにすると言うシステムのようでした。だから、「し」と打つとき[HSI]とうっかり入れてしまった場合、H“SI”でミス1ながら「し」が入ったことになるように見せかけて、SIが3マスの先頭に来ていないため、「し」の入力は認められず、次に何でもいいからキーを入れると[SI*]になるため、この3つで「し」が入ったことになります。この場合、例えば「しし」と入れようとしたとき「HSISI」と入れても[SIS]で「し」になるため、認識的には[SIS][I]で「しい」となります。また、それに気づいて「HSISSI」と入れれば、ミスは2になります。 何じゃそりゃ。(;´Д`) こんな感じで「どう使われるのか」がほとんど考えられていないソフトでした。絵もヘタレで同人レベルでしたし。 同人ソフトで2000円なら買いだが、市販ソフトで4000円強って言われたら困りものですな。もう少し頑張りましょう。